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心と脳の密な関係(1)

  • 院長
  • 2025年10月17日
  • 読了時間: 3分

〜心脳連関から不整脈の治療ターゲットを見つけ出す〜



心臓と脳はどちらも人体の生命維持に欠かせない臓器であり、私たちの体の中で休むことなく働き続けています。皆さんも医療ドラマなどで、心臓が止まった患者さんに対して心臓マッサージをしているイケメンイケ女Drを見たことがあるのではないでしょうか。これは実際の救命救急現場でも行われる「心停止」に対する処置であり、役者さんに負けず劣らずのかっこいい現場医師達が命の危機に瀕した患者さんを救うべく行う医療行為です。1秒でも早く!医師達は必要と判断すれば、ためらうことなく心臓マッサージを開始します。


では、冷静になって、この一刻も早く行う「心臓マッサージ」、具体的に何のために行うのでしょう?



学生1🧑‍🎓:止まった心臓が再び動くように、マッサージして刺激を与えてるのかな?


うーん、発想はいいけど、オシイ!どちらかというとこの考えは、不整脈で止まった心臓を元に戻すための電気ショック(※AED)のイメージに近いかもしれません。


※AED (Automated External Defibrillator / 自動体外式除細動器)

心停止の患者さんに対して、救命のため直ちに使用される医療機器、除細動器。機器が自動で心電図の解析を行い、致死的不整脈を検出した際に除細動(電気ショック)を行う。機械が自動化されているため非医療者、一般の方であっても容易に使用が可能。駅や空港、学校など多くの人が集まる場所に設置されており、一般市民の方がAEDを使用した事例は、2023年度には全国で1,407件とされる。(日本光電のAED情報サイト:https://www.aed-life.com)



学生2🧑‍🎓:心臓が止まると全身の血流がストップしてしまうので、マッサージをして心臓の代わりに血流を送っているのだと思います。


素晴らしい!ほぼ満点!


そうです。緊迫した場面で心臓マッサージを直ちに行うのは、救護者である我々の手が止まった心臓の代わりとなって患者さんの全身の血流を維持するのです。そして、1秒でも早く血流を再開させることの意味、は今回のもう一人の主役である「脳」にあるのです。


脳は意識を司る臓器であり全身の生命維持を司っている臓器であります。呼吸をするのも心臓が適切なリズムで動いているのも脳から信号が絶えず送られているためです。24時間生命維持の「司令塔」となる脳は、多くの酸素と栄養を絶えず必要とします。そのため、血流が止まってからわずか数分で脳の神経細胞に障害が起こり始め、10分を超えると脳に重度の障害が生じるとされます。つまり、1分1秒でも早く心臓マッサージを始めるのは、常に体のために働いてくれている脳を心停止によって起こるピンチから守るためなのですね。


さて、そんなお互いに支え合う関係にある「心臓」と「脳」ですが、実はこの「心脳連関」が、不整脈の新たな治療ターゲットとして注目されています。少し話が長くなってしまいましたので、具体的な内容は次回にご紹介したいと思います。


季節も徐々に寒くなってまいりました。

皆さま、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしください!



 
 
 

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2件のコメント


院長
2日前

ありがとうございます!当クリニックは知識・経験を積んだ医療スタッフがそろっています。安心してご来院ください。

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rping Zhuang
rping Zhuang
2025年12月10日

心臓と脳の密接な関係に、改めて生命の精妙さと儚さを感じます。一瞬の判断が生死を分ける現場で働く医療者の決断力に、深い敬意を抱かずにはいられません。 そんな緊張の後は、Pokiで気軽にfree onlin そんな緊張の後は、Crazyig で気軽にfree online gamesを楽しみ、気分をリフレッシュするのも良いかもしれません。

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