心と脳の密な関係(2)
- 院長
- 2025年11月21日
- 読了時間: 3分
11月に入り、ぐっと冷え込んできましたね。水戸市では今季初雪が観測されたというニュースも届きました。現在では測器による自動観測がなされているようで、なんでも連続した観測のため、過去の目視観測よりも早い時期に初雪が記録される傾向にあるそうです。皆さまも急な気候変化で体調を崩されないよう、どうぞお気をつけください。
“連続観測”といえば、心臓では不整脈が思い浮かびます。近年はスマートウォッチなどのヘルスケアデバイスが普及し、血圧、血中酸素、心拍数などを日常的に、しかも連続して測定できるようになりました。無症状の不整脈をデバイスが検知し、それをきっかけに受診される方も増えているのではないでしょうか。今回は前回に続き、「心と脳」の関係について少しお話ししたいと思います。近年、この領域はアカデミアでも大きな注目を集めています。(図1:心臓と脳のネットワーク、S. K. Mohantaら、2023年). MohaS. KS. K. MohantaS. K. Mohanta. S. K. M

図1:心臓と脳のネットワーク
たとえば、ある種類の不整脈では、カテーテルを使って脳と心臓をつなぐ神経を焼灼すると、治療前に頻発していた不整脈が改善したという症例報告があります。(図2:カテーテル治療成功の一例、Rieleら、2016年)

図2:カテーテル治療後の不整脈の改善
もう一つ、私たちの身近な食べ物に絡んだ興味深い研究をご紹介します。
心筋梗塞を起こした心臓は不整脈の発生源となり、時に致死的な突然死を招くことがあります。2023年に発表された論文では、唐辛子の成分である**Resiniferatoxin(レシニフェラトキシン)**が、脳と心臓をつなぐ神経回路を遮断することで、これらの危険な不整脈を抑える可能性が示されました。
研究ではブタの心筋梗塞モデルを用い、Resiniferatoxinを特定の神経経路に投与したところ、不整脈を引き起こす電気活動が心臓で抑制されたと報告されています。(図3:レシニフェラトキシン投与と不整脈抑制メカニズム、Yamaguchiら、2023年)

もちろん、唐辛子を食べれば不整脈がすぐ治る!というわけではないようです。しかし、身近な食べ物やその成分が治療候補になり得るという点は非常に興味深く、将来的には手術ではなく点滴や飲み薬で不整脈を抑えられる技術につながれば素晴らしいですね。
少し専門的な話になってしまいましたが、最新の医療、科学を少しでもお伝えできれば幸いです。それでは皆さま、引き続き体調管理には十分お気をつけてお過ごしください。
参考文献
(1)Mohanta SK et al. Cardiovascular Brain Circuits. Circ Res. 2023 May 26;132(11):1546-1565.
(2)Te Riele AS et al. Role of Bilateral Sympathectomy in the Treatment of Refractory Ventricular Arrhythmias in Arrhythmogenic Right Ventricular Dysplasia/Cardiomyopathy. Circ Arrhythm Electrophysiol. 2016 Apr;9(4):e003713.
(3)Yamaguchi T et al. Thoracic Dorsal Root Ganglion Application of Resiniferatoxin Reduces Myocardial Ischemia-Induced Ventricular Arrhythmias. Biomedicines. 2023 Oct 7;11(10):2720.





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心臓と脳の繋がりが、唐辛子の成分を通じて治療に応用される可能性に深く感銘を受けました。身近な食材が、複雑な神経回路に働きかける科学の進歩に、静かな驚きを覚えます。 そんな時に気分を切り替えるなら、Pok そんな時に気分を切り替えるなら、Sprunki でfree online gamesを楽しむのも一つの方法かもしれません。